VINTAGE ALOHA SHIRT BRANDS – “MALIHINI”
ヴィンテージアロハシャツのブランド紹介 – 「マリヒニ」
〈マリヒニ〉は、1952年頃創業のマリヒニ・スポーツウェア社が展開していたブランド。同社の社長は日系2世のレイモンド・ササキという人物で、彼は戦時中からテーブルクロスや枕カバーなどのブロックプリント(木彫りの版でハンコを押すように1柄1色ずつ手押し染めしたもの)を開始。戦後の1947年頃からは「ファブリック・センター」という店でドレスやカーテンの生地を売り、「ハンド・ブロック・ショップ」という店で生地の卸をしていた。また、テキスタイルデザイナーのヤスタロウ・オダと共にガラス食器の製造、卸なども始め、アロハシャツを扱うようになったのは1950年過ぎからである。〈マリヒニ〉には他のメーカーにはないオリジナル作品が多く、コレクターにも人気が高い。濃い地色に大柄を抜染した作品が多いのも特徴で、和柄の抜染という他のメーカーにはあまり無いユニークな手法をとっているものもある。これらの柄はオーナーのレイモンド・ササキが自らデザインし、ルイス・ラッセルというデザイナーに描かせていた。ちなみに生地は主に日本から輸入していたようである。20人ほどの従業員を抱え、製品はシアーズやマキナニー、アンドレード、ワットムルスなどに納めていた。
上記の「復刻リクエスト」ボタンをクリックすると、このヴィンテージアロハシャツの商品化のリクエストをSUN SURF(サンサーフ)へ直接送ることができます。お送りいただいたリクエストは随時集計し、今後の企画の参考とさせていただきます。ぜひご参加ください。