VINTAGE ALOHA SHIRT BRANDS – “SHAHEEN’S”
ヴィンテージアロハシャツのブランド紹介 – 「シャヒーン」
ハワイのアロハシャツメーカーの多くは東洋系移民が興したものであったが、東洋系ではなく更に戦後に設立された後発会社でありながら、最も成功したメーカーのひとつといえるのがこのアルフレッド・シャヒーン社である。同社はレバノン系移民であったジョージ・A・シャヒーンが1938年にホノルルで開いた衣料工場を、息子のアルフレッド・シャヒーンが引き継いで1948年に株式会社化した。同年には直営店である「ハウス・オブ・シャヒーンズ」をオープンし、卸売りも開始する。また輸入した生地ではなくオリジナルの生地を製造するために試行錯誤を繰り返し、1952年にはハワイで初めてのプリント工場となるサーフン・サンド・ハンド・プリント社を本格的に操業させた。専属のテキスタイルデザイナーが生み出す独創的な柄を、雑誌『VOGUE』などの広告を活用して売り出し、高い人気を得て急成長を遂げる。1953年頃からはマキナニーなどの高級店で注目され、販売数が増加。1955年には社名をアルフレッド・シャヒーン社へと変更し、翌年には工場併設の新社屋を建設したところをみても、経営が好調であったことがうかがえる。製品は米国本土でも多数販売され、観光客向けではなかったため和柄はほとんど作られていない。
上記の「復刻リクエスト」ボタンをクリックすると、このヴィンテージアロハシャツの商品化のリクエストをSUN SURF(サンサーフ)へ直接送ることができます。お送りいただいたリクエストは随時集計し、今後の企画の参考とさせていただきます。ぜひご参加ください。